職種別対談 職種別対談

情報システム 指導係 × 後輩社員

きめ細かいサポートで、
不安な入社1年目を支える教育アドバイザー制度

ミツワ電機では新卒入社の社員に1年間、
1人の先輩がついてOJTによる指導や日々の相談ができる
「教育アドバイザー制度」を設けています。
アドバイザーと新入社員の関係はどのようなものなのか?
実際にペアを組んだ2人に聞いてみましょう。
※2022年1月取材当時の情報になります。

  • S.C

    情報システム部
    2003年入社
    理工学部 物理学科卒

  • K.C

    情報システム部
    2019年入社
    文学部 英語英文科卒

入社前にシステムの知識がなくても
必要なことは仕事を通じて学ぶことができる
K
早速ですがせっかくの機会なのでお聞きしたいのですが、Sさんはどんなところに魅力を感じてミツワ電機に入社されたのでしょうか?
S
ちゃんと話したことはなかったね。昔の話で記憶が少し曖昧なんだけど、会社がミツワe-stage(*1)を立ち上げて間もない頃で、インターネットが今ほど普及していない時代に、いち早く新しい領域に挑戦していることに魅力を感じたのは覚えてるかな。
K
システムに興味があったというより、新しいことに挑戦している会社の姿勢に魅力を感じていたということですか?
S
そうだね。入社前はシステムの知識なんてほとんどなかったよ。そもそもパソコンやインターネットが今ほど当たり前じゃなかったから、仕事をしながら知識を身につけてきたんだと思う。その頃と今ではだいぶ環境が違うけど、Kさんは情報システム部の配属になったことに不安はなかった?
K
採用の最終面接で「情報システム部はどう?」と聞かれたのですが、特に不安は感じませんでした。どの部署に配属されてもフォロー体制がしっかりしていると事前に説明も受けていましたし、先輩社員との面談の中でSさんともお会いしましたよね。
S
そうだったね。その時の縁もあってか、私が新人指導を担当するアドバイザーになったんだね。
*1|ミツワe-stage:インターネットを通じて電設資材の商品情報や在庫確認、発注などを行えるミツワ電機のポータルサイト。2001年に開設。
新入社員それぞれの個性を理解し
形だけのOJTではなく意味があるものに
S
アドバイザーだった私でも感じるけど、ミツワ電機の新人育成制度ってとても充実してるよね。
K
そうですね。入社直後の基礎的な集合研修のあと、新入社員が3チームに分かれて、業務管理部、積算部、購買部の営業支援の各部署でそれぞれ3週間ほどお世話になり、社内の主要な業務を知りました。そして10月に本配属になり、SさんがアドバイザーとなってOJTで実務を教えていただいて。アドバイザーを務めたのは初めてだったとお聞きしましたが、指導する立場として大変なことは何でしたか?
S
社内の教育制度としてアドバイザー制度ができたのが数年前だからね。1人を半年間任されることになると気持ちも違うよね。特に意識していたのは、Kさんの個性を理解して尊重することと、OJTを本当に効果のあるものにすることだったかな。システムの仕事には一定の専門知識が必要だけど、マニュアルをただ読むだけではすぐに飽きてしまうだろうから、なかなか身につかないでしょ。
K
配属されて少し経った頃「各メーカーのWebから商品画像を自動的に取得するシステムを作って」と課題を与えてくれたことがありましたよね。実際にシステムに触れることで操作方法を学ぶことができました。システム開発の楽しさも実感することができたので、とても思い出深い経験でした。
S
答えのプログラムも用意して、その通りに作成しても完成できるし、自分なりに調べながら進めてもいい。どの方法でも必ず得られるものがあるように色々と考えていた時間も楽しかったよ。
K
私の知らないところで色々と考えていただき、ありがとうございます。
今の仕事にも活きている
アドバイザーからの「日誌」の助言
K
制度の中では、アドバイザーと毎日交わす「日誌」の存在も大きかったです。
S
仮配属の間は各部署の研修担当者とだから、私とのやりとりは本配属されてからの半年くらいだったかな。自分が新人時代に感じたことも思い出して、真剣に向き合っていたんだよ。
K
その日の業務内容や、感じたこと、疑問点などを書いてお渡しすると、たくさんのコメントやアドバイスを返してくださいましたよね。
S
日誌でのアドバイスで気をつけていたことがあって、「報連相」がしっかりできるようになること。上司への報告や連絡、相談には押さえるべきポイントがあるから、それをしっかりと身につけてもらいたいと思っているよ。
K
任された業務について、今は40%、今日で70%まで達したという、進捗状況を記す習慣は今でも役立っていて、自分自身の仕事の進み具合の把握に繋がっています。あと、Sさんとの就業後の食事会も記憶に残っていますね。
S
新入社員が先輩のアドバイザーに相談できる制度だよね。会社から補助金が支給されるから、近場だけでなくちょっと足を伸ばして遠くのお店まで色々行ったね。
K
仕事を離れて美味しいご飯を食べながら、Sさんとの距離感が縮まる機会になったと思います。
S
仕事中はあまり聞けない趣味やプライベートのこととか、新入社員ならではの素直な話が聞けて楽しかったな。
RPA/OCRの新しいシステムで
社内の業務をもっと効率化したい
S
Kさんが配属されてから一緒に仕事をしているけど、その中でも一番印象に残っているプロジェクトはある?
K
積算部向けの新規システムの開発で、ユーザーへのヒアリングから参加させてもらったことですね。その後、開発から検証と、新しいシステムが導入されるまでの一連に携わったのは貴重な経験になりました。
S
RPA(*2)/OCR(*3)が積算部の業務の効率化にどう役立つのか、導入にはどんな課題があるのか、打合せ段階から参加していたから理解が深まったんじゃない?
K
はい。リリース後のトラブル対応にも関わっているので、特に記憶に残っているプロジェクトです。まだ理解不足の面もあると思いますが、RPA/OCRのもたらす効果が分かってきました。
S
最終的には、全社で活用してもらえることを目標にしているよ。RPA/OCRの導入はKさんが入社するちょうど1年前から担当していて、その時はまだ何の土台もなかったんだ。部長からも大きな裁量権を任されているから、活用を広げるのは私の使命だと思っているよ。
K
Sさんのような目標にしたい先輩に入社1年目に出会うことができて、本当に嬉しく思っています。
S
自分の経験を振り返ると、最初はポータルサイトの運営という新しい仕事に参加して、今はRPA/OCRを担当して。今後、Kさんの担当業務も変わるだろうけど、新しい世界にチャレンジさせてくれるこの環境は働き続ける意味があるし、何よりも本当に楽しいと思いますよ。
*2|RPA:Robotic Process Automation/オフィス業務を自動化・効率化するシステム
*3|OCR:Optical Character Reader/紙面の文字を読み取ってデータ化するシステム